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2010年5月16日

【中学受験】南山中学女子部入試説明会(2010年5月15日) 

5月15日、今日は南山中学女子部の学校説明会でした。

いりなか駅を降りると、
周りには身だしなみを整えたお子様連れの方がたくさん。
向かう先は一緒のよう。
天気は快晴で、南山中学周辺はすごく雰囲気のよい街で、
この時点で、自分の子どもも南山女子に通わせたいなぁって思っていました★


道中は、南山中学の先生方が道案内をしてくれました。
横断歩道には交通整理をしている先生達も。
すごく配慮をしていただいていてうれしい気分です。


さて、南山中学講堂に到着すると、もう席はいっぱい。
そのため、2階席に案内されました。
会場には、500人くらいの人はいたんじゃないでしょうか。


着席してすぐに校長先生の話が始まりました。
西校長の話は、大変面白かったです。


話を始めるやいなや、
「私は、神父なものですから、給料はもらえません」
というつかみのトーク。


そこからも笑い話を交えながら、
人間のすばらしさや南山女子の教育について語ってくれました。


「人間には、反抗期があります。
これは、私は大変素晴らしいことだと思っています。
なぜなら、他の動物には決してないものだし、
その人には、目に映っていること以外も見えているという証だから。」


「授業中寝ている子も愛おしく思う。それは、理由は2つだから。
何かの事情で疲れているだけだからか、自分の授業がへただからか」

「見えている、聞こえていることだけで判断はしないで欲しい。
裏側に流れている気持ちを読み取って欲しい。
人の痛みや苦労などを感じるために勉強をしています。
こういう知恵を勉強を通して身につけているのです。」


「やさしい人間になろうとして勉強するから賢くなる」


「反省しながらでないと、教育活動というのはできない」
(これ、よい言葉ですね。)

どれも心に沁みる言葉です。


校長先生のお話で、会場の雰囲気は和み、
それに続いて教頭先生から学校について紹介がありました。


一番印象に残った言葉は、
「校舎は教材。豊かなコミュニケーション空間」
という言葉。


環境が人を育てると言いますが、校舎も環境です。
それを大切にしているのだと言うことが伝わってきました。


7月には夏山登山や海外研修があります。
海外研修は、去年は新型インフルエンザのため行けなかったそうです。


9月に行われる学校祭には小学生以下の子どもを同伴すれば大人も入れるそうですよ。


6年間の教育は、うまく時間を使い中学校の時はゆっくりと勉強できるようにカリキュラムが作られています。中学校では到達度の絶対評価を重視して、成績順位などは出していないとのこと。よい風がながれる環境に身を置き、そして、ゆっくりと勉強できるとなると中学生という多感な時期の子にとってはすごくよい刺激になると思います。


文系理系の選択決定は、高校3年生。
これは普通の学校よりも遅い決定ですね。
現3年生は文系90名、理系110名だそうです。
女の子しかいない学校なのに理系110名ってすごいです。


教頭先生の話の後半は、入試の解説です。
周りの親御さんもペンを取り出し、メモをとる構えです。
やはりこれを楽しみに聞きにこられた方も多いんでしょうね。


10年度入試の受験者数は、780名。合格者数は223名。実質倍率は3.5倍でした。
愛知の私立中学校で一番厳しい数字です。


受験者の平均点は448.9点(56.1%)。
合格者の平均点は544.6点(68.1%)。
合格ボーダーラインは500点。


ちなみに、来年の入試日は大幅に変更があり、2011年1月29日(土)になるそうです。
これは、受験生への配慮と女子中学校の受験がその日に行われていないからだそうです。


続いて、各教科の入試問題解説です。
ここからは教科の担当者が説明をしてくれました。
どの教科の説明も、1.狙い、2.問題分析、3.対策の3つの視点で説明してくれたので、非常に分かりやすかったです。なお、私が聞きながら書き取ったことなので、聞き逃しや聞き間違いがあるかも知れません。なので、参考程度にお読みください。


<国語>
1.狙い
(1) 比較的文章長めの説明文(硬い文章)と文学文(軟らかい文章)を出す
(2) 65字程度の記述をさせる問題を必ず出す
(3) 漢字の力を試す問題を必ず出す(読み書き両方)

(1)は全体のつながりを読み取る力を見るために長い文章を出しているとのこと。
(2)は文章をまとめる力を見たいのと、部分点を出してあげたいから。なので、分からなくても何かを書くという姿勢が大事。
(3)漢字をしっかり丁寧に書けているかを見る。読書量がものを言う。

2.問題分析
長文問題は、すぐ前に答えがあるとは限らず、全体を通して読んで分かるような問題も出題したとのことでした。しっかり丁寧に読むことが求められます。
漢字の正答率はあまりよくなく、"フキョウ"が30%くらい、"ガクメン"と"サンカク"が50%程度だったそうです。


3.対策
・段落で読むようにする。意味がつながらなくなったら前に戻るように読む

・書く習慣をつけること。模範解答を書き写すこともよい勉強。徹底すれば、手が勝手に動き出す

・本屋新聞に触れて、分からない言葉に出会ったら辞書を引いたり、お母さんお父さんに質問しよう

・考えることが大切。国語は言葉の教科なので、言葉について関心を持ちましょう


<算数>
1.狙い
(1)問題を理解する力を見る
(2)計算力を見る
(3)解法を見つける力を見る


2.問題分析
平均点が40%くらいになり、他の教科に比べて難しかったと言えます。難しい問題については、小問を作って解きやすいように配慮しています。
傾向としては、やさしいと思っていた計算問題を間違える子が近年増えてきていると感じます。
これからも計算力を試す問題や記述させる問題は必ず出します。作図して答える問題も出します。


3.対策
とにかく基礎を大切に


<理科>
1.狙い
・生物、化学、物理、地学の全分野から出題
・単純に知識を聞くだけではない
・化学論理を読み解く力を試す
・考察する力を試す
・文章、用語、グラフで答える力を試す
・計算力を試す。計算式も正しくかけるように
・日常生活に関わりのある内容を出す


2.問題分析
実際に観察したり、実験したりした子は解けたけど、そうではない子は解けなかったのではないかと思います。


3.対策
・科学的、論理的に考える力を身につけてください。教科書に載っている実験などについては、じっくりそれについて考えて、それについて書いてまとめることが大切です。

・普段から身近な自然に触れるようにしてください。遠くから見るのではなく近くで観察することを心がけてください。

・グラフを文章にして説明できることも大切です。


<社会>
1.狙い
・基礎的な力を持っているかを試す
・図表を読み解く思考力を持っているかを試す
・社会への興味関心があるかを試す


2.問題分析
検地刀狩りがなぜ行われたかという問題を出題しました。こういう問題は、背景をしっかり理解していないと答えられないので、用語だけではなく時代の流れまで理解しておく必要があります。
時事問題でも今年のキーワードを暗記するだけではなく、それらの意味や背景を関連付けて学習しないと点数はとれないです。


3.対策
・基本的な用語が正確に書けるようにする

・記述問題は、問われていることを見失わずに解答する。色々なことを関連性を持たせて覚えることが大切です。

・身の回りのことから世界情勢まで関心を持ってください。お魚屋さんでサーモンの値段が上がったという身近な話題がアイスランドの噴火のと関係があるというような話を新聞やニュースを活用して仕入れてください。


ちなみに、社会は10年度入試から時間が50分になりました。
しかし、分量に変化はなく、じっくり考えて、記述などを行ってもらうための配慮だそうです。


この後、校舎見学があったのですが、所用のため退散。
暇だったら、是非見たかったです。
いつかは我が子も南山女子に入学させたいという思いがひしひしと湧いてきました。


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是非、そちらも見てみてください。
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