10年05月号 少しの気遣いで劇的に子どもの対応が変わる

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少しの気遣いで劇的に子供の対応が変わる

　私事ですが、最近、自転車を探しています。しかし、去年のモデルなのでメーカーはもう作っておらず、頼りは自転車屋さんの売れ残った在庫のみ。そこで、在庫を見つけるために、愛知県、岐阜県の自転車屋さんに片っ端から電話していきました。自転車を買うのは私なので、私はお客さんの立場です。にもかかわらず、時にはすごく冷たくあしらわれることもあり、嫌な気分も味わいました。
　　そこで、電話をする時に「お忙しいところ申し訳ないのですが・・・」と枕詞をつけて話すようにしてみたら、自転車屋さんの対応が一変。対応がすごく丁寧になり、気持ちを込めて、「在庫がなくてごめんなさいね」とまで言ってもらえました。そのため、気持ちよく電話をし続けることができるようになりました。
　本当に些細なことではあるのですが、少しの気遣いで劇的に相手の対応が変わることがあるんだと感じた出来事でした。これは、お子さんとのコミュニケーションでも当てはまることだと思います。いつもテレビばかり見ている我が子を見ると、ついつい勉強をやる気がないと決めつけて、頭ごなしに「勉強しなさいよ!」って言ってしまいます。こうやって言われてしまっては、子どももカチンときて、本当にやる気をなくしてしまいます。そうすると、結局言った方も嫌な気分を味わい、かつ、子どもも勉強しないので、状況としては言わない方がまだマシだったということになります。
　ここで少し気遣いをして、お子さんに対して「勉強しなさい」と頭ごなしに言うのではなく、ねぎらいの言葉をかけてみたり、どのようにすれば勉強がしたくなるのかなどを一緒に考えてあげたりすれば、状況は一変します。「どういうことを言ったらよろこんでもらえるか」、「どういう対応をすれば自分も含めてうれしい気持ちになるか」を少し考えてから話しかけるようにすれば、きっと子どもが言うことを聞いてくれる確率もアップしますし、言った方の気持ちもよくなります。きっとよいコミュニケーションになると思います。
　ちなみに、この気遣いをするようになって気持ちよく自転車屋さんに電話できるようになりました。その軒数は、１００軒以上。しかし、残念ながら自転車はまだ見つかっていません(汗)

最近のGUTS！！

　教師指導手帳を新しくしました。社会人の人材育成で取り入れられている手法やイチロー・エジソン・アインシュタインなどの成功者の成功の秘訣をまとめた成功学などを参考にリニューアルしています。私たちの指導の基本は、「日々改善、日々成長」という考え方です。日々改善するためには、きちんと振り返ってどのような指導をしたのかを文字にして残し、そして、それをふまえ、次回どのようにすればよりよい指導になるかを考えて、その内容も文字にして残すことが大切です。 指導の目標を立てて、そして、日々の指導を振り返りながら日々改善を行っていく。お子さんの勉強同様に、家庭教師の指導力向上に大切なことも、やはり毎日コツコツ続けることです。これからもさらなる指導力向上に努めたいと思っています。

会員様の声

→ コメントありがとうございます。理科・社会の勉強の仕方もアドバイスしていきたいと思います。また、勉強は、自主的に取り組むことが最も大切なので、ルーティンなどを自分で作らせるなどして、自発的に勉強をする姿勢も育てていきたいと思っています。

→ お子さんのペースに合わせて指導ができるのが家庭教師の強みだと思っています。これからもお子さんの様子を見ながら、優しすぎない厳しすぎないように適度なペースで指導をしていきたいと思っています。

→ 分からないことや疑問に思うことはその都度書き出すようにしておくといいですよ。そうすれば、先生が来た時にすぐに質問ができます。また、集中するには、時間を区切って取り組むとよいと思います。15分程度の時間幅で時間を区切って勉強をしてみてください。