16年04月号 脳科学から見たやる気を出す方法

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脳科学から見たやる気を出す方法

「だって、やる気がしないのだもん!!」

子どもに宿題をやらなかった理由を聞くとこのような答えがよく返ってきます。「やる気がでない」という言葉を聞くと、気持ちの問題と簡単に片付けがちですが、やる気を起こさせるにもある法則があります。今回はやる気の引き出し方についてお話しします。



1.軽い運動をしよう

  難しい話になりますが、脳科学の研究によると、大脳辺縁系の中にある「側坐核」を刺激すると、やる気が出てくるそうです。身のまわりの掃除をしたり、散歩に出かけたり、歌ったりすれば側坐核は刺激されるので、このような運動をすればやる気が出てくるそうです。実際、何となく身の回りの掃除をして いたら、やる気が出てきたという経験をしたことがある方も多いと思います。これは、脳科学の世界で「作業興奮」と呼ばれているポピュラーな原理です。また、上図「ペンフィールドによる機能局在図」を見れば、特に手や顔を動かせば、脳に刺激が与えられることが分かると思います。

2.課題は小さく分けよう

  次に、取り組んで欲しいのが、課題を小さく分けることです。「やりたい」や「逃げたい」というような気持ちは大脳辺縁系が管理しています。しかし、この辺縁系は、ものごとを「分析する」ことができません。大きな目標を示されても、辺縁系は分析できないため、ただその大きさに圧倒されて、逃げたい・やりたくないという気持ちを抱くことになります。これを防ぐためには、大きな目標を「これならできそうだ」と思えるくらい小さな課題にすることが大事です。このように別の脳を使って分析をしておけば、辺縁系から「逃げたい」という気持ちは現れにくくなり、やる気をもって取り組むことができるようになります。そして、課題を小さく分けて、それを繰り返し達成していくとそのことが大きな自信につながります。また、達成ごとに自分へのご褒美(「おいしいチョコを一個食べる」など)を与えるようにするともっとやる気が出てくると思います。

是非、一度、上記のような脳の仕組みを利用して、お子さんとコミュニケーションを取ってみてください。「一緒に軽く体操してみよう!」や「まず、今日やることだけ書き出してみたら?」などのような声をかけてみると今までとは違った展開でお子さんと話ができるかも知れません。


最近のGUTS!!

今年3月に新しく教室をOPEN致しました。運営させていただいている教室は5校舎となりました。名古屋市内4校舎、豊田市内1校舎です。教室で働いてくれる仲間も増えてきていて、責任も感じますが、仕事の楽しさも増している感じがしています。これからも一人でも多くの生徒さんと関われるように尽力してまいります。

会員様の声

英語がとても苦手なので、最初から戻って復習して頂いているので、とても有難いです。(中学2年生)

→ 生徒さんの進度に合わせて指導ができるのが、家庭教師の強みです。コツコツと取り組みながら、苦手意識を減らせればと考えております。今後とも何卒よろしくお願い致します。


ガッツでK先生に出会えたことは、瑞紀にとって、我が家にとって、とても大きなことだったと思っています。本当にありがとうございました。(中学3年生)

→ ご卒業おめでとうございます。大変な時期もあったと思います。そんな貴重な時間を一緒に過ごすことができたのは私たちにとっても大きな財産だと思っています。ありがとうございました。

新しい先生になって緊張していましたが、今までと違って、やる気がでてきたように思います。なんとか自分なりに頑張っているように見えるので、これからもよろしくお願いいたします。(中学2年生)

→ 先生交代となりましたが、やる気が出てきたとのことうれしく思います。良い先生の前には良い生徒さん・ご家庭の皆様がいます。ご協力賜りながら支援させていただければ幸いです。これからもよろしくお願い致します。


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