11年06月号 先生たちの指導上のこだわりを紹介します!!

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先生たちの指導上のこだわりを紹介します!!

いつも熱心な指導ありがとうございます。送っていただいたコーチングシートを読ませて頂き、先生たちが指導していくなかで、どんなこだわりを持って指導をしているかがすごく伝わってきました。今回は、そのこだわりをせんせい通信を通して伝えたいと思います。

1.生活改善をしていく
家庭教師のメリットの中で大きなものの1つは、生徒の家庭に入れるということです。このため家庭教師は、塾などに比べ、生徒の生活リズムに対するアドバイスがしやすいです。M先生は、勉強をしようとするとどうしてもベッドで横になって寝てしまうという生徒の悩みを聞き、「布団をたたむこと」をアドバイスしました。寝るという行動への障壁を増やすことで、寝ることをやりにくくし、生活改善につなげるというのが狙いです。  また、学校に遅刻することが多いという生徒に対し、木股先生はしっかり睡眠時間を確保するように寝る時間と起きる時間についてアドバイスをしています。  勉強でも運動でも遊びでもすべての基盤は生活です。だから、勉強とは一見関係なさそうな生活習慣についてもどんどんアドバイスをしてくれているのだと思います。

2.ミスを減らす方法を教える
家庭教師をしているといわゆるケアレスミスが多く見られます。ケアレスミスを減らすために、たくさんの先生が様々な工夫を実践しています。  N先生は、ミスする回数を減らすために、ミスの傾向を分析しどういうミスが多いのかを生徒に伝えています。ミスを意識しながら演習に取り組ませることで、格段にミスが減っていきます。F先生やH先生は、見直しの仕方や検算の仕方を生徒に教え、ミスを直す力を高めていっています。これらのやり方を知っておけば、ミスをしたとしてもテスト時間内に修正が可能になります。  また、K先生は「字をきれいに書く」「大きい字を書く」ということを生徒に意識させて取り組ませています。自分で書いた字を読み間違える子は意外に多いので、自分で書いた字を読み間違えるということが減れば、ますます良い点数が取れるようになります。

3.勉強に向かう力を高める
勉強そのものに対してあんまりやる気のない生徒や部活動などで勉強時間が取れない生徒など勉強に向かわない子・向かえない子はたくさんいます。B先生は、部活動で忙しい生徒さんに隙間時間の利用を提案しています。食事前や入浴後のちょっとした時間を活用したり、通学の時間に英単語を聞いて勉強することができるようになれば、少ない時間でも勉強することが可能になります。
勉強そのものにやる気がない生徒に対しては、進路相談をしたり、自分の夢の話をしたり、大学ランキング表を見せたりと様々なアプローチを用いて多くの先生が生徒と関わっています。
この他、「学校から帰ってきたら取りあえず机に座り問題集を出し、手を動かさせるようにする」(B先生)、「勉強モードに気持ちが切り替わる場所を確保する」(K先生)、「苦手なことに先に取り組ませる」(A先生)など生徒の勉強に向かう力が高まる工夫を考え、多くの先生が実践しています。

4.勉強の仕方を教える
勉強の仕方を教えることは、問題そのものの解き方を教えることよりも重要なことと思います。W先生は、社会科人物記憶法として、「多少極端に人物像を脚色し、強烈なイメージを持てる」ように指導し、S先生は、文章題への取り組み方として、「文章題中の条件を全てノートに図示する」ように指導しています。この他、「単語カードなどを活用して、空き時間を有効活用させる」(W先生)、「ノート・メモの取り方を教える」(T先生)、「国語の本文、問題文の重要ポイントに必ず線を引かせる」(C先生)というように生徒の様子を見ながら、たくさん先生が自身の受験経験で培った勉強の仕方を生徒に伝えていっています。このように自分の経験をふまえて、勉強の仕方を指導していくということは非常に大切なことだと思います。

5.ひたすら反復演習をさせる
「何度も解かせて、機械的に解法が浮かぶようにする」(N先生)、「生徒の成長を認めつつ、やればもっとできると感じさせながら反復演習」(B先生)、「数多く計算演習をさせて慣れさせる」(M先生、S先生)というように反復演習を意識して指導している先生がたくさんいます。先生が上手に説明をして、その場で生徒が分かったとしても、生徒が自分自身で勉強し直さなければすぐに忘れてしまいます。定着を図るためには、やはり自分の手を動かすしか方法はありません。その重要性を知っているからこそ、生徒に粘り強く、厳しく指導しているんだろうと思いました。

指導手帳ベストプラクティスの紹介

M先生の手帳

今回もたくさんの先生に指導手帳を提出していただきました。いつもありがとうございます。全ての先生の手帳から、生徒さんの成績を上げたいという思いがひしひしと伝わってきました。本当にありがとうございます。  今回は、M先生の手帳を紹介します。指導終了後の生徒のイメージも具体的に書かれており、かつ、場面場面に合わせた指導ができている様子が伝わってきました。このように指導をされると、きっと生徒さんも喜んでついてきてくれる気がしました。

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