16年10月号 目標は立てることが大切。努力はもっと大切

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目標は立てることが大切。努力はもっと大切



 「目標なんて作ったってムダじゃん!」

 こんなことを生徒から言われたことがありました。実際、学校からもテスト前に目標を書くように指示され、指示通りにやったことがあるそうです。しかし、それがうまくいかなかったため、そう決めつけているようでした。しかし、本当にこの子が言うように目標を作ることはムダなことでしょうか?私たちは、目標を作ることは大切ですが、目標を達成することはあまり重要ではないと考えています。

 どういうことなのかをマリナーズのイチロー選手を例にお話しします。彼は、小学校の卒業文集で、「一流のプロ野球選手になる」と大きな目標を書き、そして、現在ではプロ野球よりもレベルの高い大リーグで活躍しています。しかし、そんなイチロー選手ですが、高校時代は甲子園に出ても、甲子園で優勝したことはありません。また、プロ野球にもドラフト1位ではなく4位入団でした。イチロー選手でも、一つ一つの目標は達成できないことがありました。でも、形は変わっても努力は報われるということを知っていました。だから、努力を積み重ね、失敗もしながら、彼は大きな夢を実現させたのです。

 目標は立てることが大切です。そして、もっと大切なことは目標を定めてそこに絶対にたどり着くのだと決意を固め、努力をすることです。この努力さえできていれば、目標が達成できなくてもくよくよする必要はありません。自分の努力を振り返り、反省し、それを次に生かしていけば、必ず目標達成に近づくことができるようになります。

   決意を固めて努力をするためにもまずは目標を決めましょう。できれば、テスト2週間〜3週間くらい前にテストの目標を立てるとよいでしょう。そして、どういう努力をするかを決め、それを予定表に落とし込みましょう。では、同封の予定表を使って、テストに向けての予定を立ててみてください。この予定表もまた、それ通りに実行するのは難しいものです。なので、下記点に注意しながら予定表を作ってみて下さい。きっと今度はうまくいくと思います。

<予定表を作るときの極意>>
1.予定はできる限り具体的に書く
 「○ページ〜○ページ」のようにどこをやるかを具体的に書きましょう
2.1週間のうち必ず1日は予定を何も入れない日を作る
 予定は予定通りには行かないものです。何も予定を入れない日を1週間に  1日程度設けておくと、予定の調整がしやすくなります


最近のGUTS!!

 応用行動分析(ABA)で有名な竹島浩司先生のセミナーに参加してきました。応用行動分析とは、行動を、「行動前=>行動=>行動後」の3つに分けて分析する学問です。主に発達障害のある幼児などの早期療育をターゲットにして研究が進んでいますが、考え方は、どの世代にも応用可能です。例えば、「宿題やらない => 叱る => 宿題やる」という構造なら、叱るという行為は意味あるものですが、「宿題やらない => 叱る => ケンカになる」という構造なら、その"叱る"という行動は改善刷る必要があります。こんな風に自分の行動を分析して、自分の行動を最適なものに変えていくことも面白いですよ。

会員様の声

私たち保護者が帰宅に間に合わず、ご挨拶出来ないこともありますが、子どもも、勉強の説明のみでなく入試に結び付く有益なお話もいただけると大変、お慕いしている様子です。(高校2年生)

→勉強だけでなく、大学のことなど近い将来の話をすることができるのも家庭教師の強みと思っています。そういう家庭教師の強みをこれからも使っていって頂けると嬉しいです。

一人で家で勉強する時間を増やし、理解できないところをたくさん見つけて、その理解できないところを先生に教えてもらいたいと思っています。(高校1年生)

→ すごく前向きな姿勢で大変素敵だと思いました。自分で取り組む姿勢が何よりも重要です。家庭教師の先生も、そんな姿勢の生徒を見たら嬉しくてたまらなくなりますよ。

先生からも大学院の話を聞いたりしているせいか、宇宙講座にも積極的に参加しています。友達も増え、精神的に安定してきているので、学習面でもどんどん吸収させてやって下さい。よろしくお願いします。(高校1年生)

→ 先生の存在が良い刺激になっているようで良かったです。これからどんどん伸びる時期です。お子さんにとって良い環境を作っていけるように今後とも努めて参ります。

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