10年12月号 認関肯称で、コミュニケーション上手になろう

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認関肯称で、コミュニケーション上手になろう



 センター試験まではあと1ヶ月、公立高校の入試本番まではあと89日、中学受験は試験が早い学校であと25日。受験シーズン本番が幕を開けました。試験が近づいてくるにつれ て、お子さんも少しずつ神経をとがらせていきます。そのため、良かれと思って子どもに話しかけたとしても、子どもから嫌な顔をされることが増えるかも知れません。そこで今回は、企業の幹部研修でも取り上げられることが多いコミュニケーション術"認関肯称(にんかんこうしょう)"についてご紹介します。

 認関肯称とは、認知、関心、肯定、称賛の頭文字を取ったものです。では、それぞれに込められた意味を見ていきましょう。

◆「認知」と「関心」
 「認知」は話しかける習慣のこと、「関心」は「最近どう?」というように調子を聞くことです。子どもに感心のない親はいないと思うので、関心を持つと言うだけなら問題はないと思います。そこで、ここはさらに一歩踏み込んで、関心を持って子どもを観察し、子どもがどういうことを認めてもらいたいと思っているのかを探ってみてください。親御さんの中には、「子どものほめるところなんて、一つも見当たらない」って言われる方もいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。ほめようと思えば必ずほめるところは見つかるものです。是非、じっくりと探してみてください。

◆「肯定」
 「肯定」とは否定をしないことです。「なに言い訳言ってんの!」「屁理屈ばっかり言うな!」と頭ごなしに話を遮るようなことは言わないようにしてください。 「へぇ、そうなんだ」「なるほど!」とまずは肯定の言葉で受け取るようにすると話題が広がります。また、相談を受けたときには、すぐに自分の意見を伝えるのではなく、その相談をオウム返しにしてみてください。例えば、「志望校をA校からB校に変えたいんだけど・・・」という相談を受けたのであれば、「なんで変えるの!」とか「じゃあ、B校にすれば?」と言うのではなく、「そうか、志望校をA校からB校に変えたいんだね」と子供が言ったことをオウム返しにしてみてください。そうすると、子どもが次の言葉を話し出します。大切なのは、否定せずに受け取り、会話を継続させることです。会話を継続する と、子ども自身も自分の考えが整理でき、自分自身でもさらに深く考え始めます。

◆「称賛」
 「称賛」とはほめることです。褒めるときの心がけは、その子自身の成長のみを見るようにすることです。他人と比べたり、自分が描いている理想と比べたりする と、子どもを褒めることがどうしてもできなくなってしまうものです。そこで、少し視点を変えて、「昨日に比べて、今日はこんなところがよくなっている」という風に相対評価ではなく、絶対評価でその子自身を見るようにしてみてください。そうすれば、褒めるところがたくさん見つかると思います。見つかったら、それをお子さんに伝えてください。伝え方も、ただ口で言うだけではなく、手紙などを書いて文字で伝えることも効果的で す。また、「お父さんが、最近頑張ってるなって言っていたよ」と第三者の言葉をお子さんに伝えるようにすると効果は倍増しますので、是非実践してみてください。

 


最近のGUTS!!

 期末テストもほぼ終わり、その結果が返ってきています。もちろん、良かった子も悪かった子もいました。大切なのは、その結果を受け取って、どのようにして次に生かすかということです。そのため、特にテストの結果が悪かった子を中心にテストの結果の分析をやらせてもらいました。これが成績アップ・やる気アップにつながるように、これからも先生と一緒にサポートしていきます。このような個別サポートも随時受け付けておりますので、ご相談がございましたら、お気軽に下記連絡先までご連絡ください。

会員様の声

 いままでになく数学は回答用紙にじっくり考えた様子が残ってみえました。少しでも成長がありそこを評価していただいたことは彼にとって嬉しいことだと思いま す。目標に向けまたよろしくお願いします。(中学2年生)

→コメントありがとうございます。考える力を少しずつ身につけることが出来ているようで、私たちとしても大変うれしく感じています。これからもお子様の成長を促進できるようにサポートしていければと思っております。

 N先生のおかげで、勉強が好きになり、少しずつ、上を目指すことができそうで す。ありがとうございます。(高校1年生)

→ コメントありがとうございます。お役に立ててうれしく感じております。勉強が好きになるということは一番大切なことなので、これからもそれを維持できるように先生と共にサポートしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

 期末テストでは、ようやく目標の300点が超えました。数学は本人なりに頑張ったようですが、悔しいと感情を表しました。出来るようになりたいという欲が出てきたのは一年経ち大きな変化です。(中学2年生)

→ 気持ちに大きな変化が出てきたことが私たちとしてもすごくうれしいです。勉強をやるのはもちろん生徒さん自身ですが、勉強のやり方などを伝えて少しでも 「勉強って面白い!」って思ってもらえるようにこれからもサポートをしていきたいと思っています。

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