13年02月号 親御様に安心していただくことも家庭教師の務め

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親御様に安心していただくことも家庭教師の務め



 皆さんは家庭教師の役割とは、どのようなものだと思っていますか?恐らく、「生徒の成績を上げること」「生徒にやる気を出させること」「生徒を志望校に合格させること」など色々な意見があると思います。私も、これらの意見は、全て正しいと思っています。しかし、本当にそれだけでしょうか?実際、志望校に合格させられなくても指導の最後に親御様から「ありがとうございました」と言われたことが何度もありますので、上記が全てではないと感じています。

 では、他に家庭教師の役割はどのようなものがあるのでしょうか?私たちは、「親御様に安心していただくこと」だと考えています。「親なんて安心させなくても、成績さえ上がっていればいい」と仰る先生もいるかも知れません。しかし、成績が上がって、かつ親御さんにも安心を提供して満足いただけたらどうでしょうか?ご家庭からの信頼がより厚い家庭教師になれると思いませんか?

 親御様に安心を提供するために大切なことは、毎回の指導報告を具体的に行なうことです。帰宅する際、良かったこと・悪かったことをそれぞれ一つずつ程度伝えるようにすると、より指導の様子を理解することができ、親御様は非常に安心します。また、これを継続すれば、親御様との意思疎通は一層深くなり、より高い信頼を得られるようになるでしょう。

 親御様と深い信頼関係を築くことができれば、万が一、緊急で日程の変更の依頼をするときも快く了承いただけますし、生徒の宿題の管理をお願いしても快く引き受けてくれるでしょう。是非、帰り際に、親御様に指導について一言伝えたり、メモを渡すようにしてください。親御様への連絡を緊密に行なえば、上記の通り、日頃の業務を円滑に行なうことや生徒の成績を上げることにも必ずつながってきます。


先生たちの指導改善策!

 今月もたくさんの先生からコーチングシートをご提出いただき、多数の指導改善策を教えてもらいました。今回は指導改善策にたくさん触れてもらえればと思いました。そこで、この誌面と指導ブログを活用して、皆さんの指導改善策をご紹介します。是非、指導の参考にしてみてください。

◆ 時間配分編
?丁寧に取り組みすぎて時間が足りなくなってしまう(N先生)
あ!書き慣れることでスピードアップを図るため、計算・単語を毎日反復演習し、時間制限のある小テストをしていく。また授業中も問題ごとに一緒に目標時間を決め、時間を意識する癖をつけていく。

◆ ケアレスミス編
?焦るとケアレスミスが多い(K先生)
あ!問題の横にチェック欄を作って、一問ずつ見直しさせたらそのチェック欄にチェックさせる。一つずつしっかり見直すことで落ち着き、冷静さを取り戻す。

?ケアレスミスが減らせない(T先生)
あ!数学では、途中式を必ず書かせて、消さないように徹底する。どうして間違えたのか、時間がかかっても自分で気づかせるようにさせ、見直すときのポイントを指導する。

◆ 集中力を維持する編
?おしゃべりと勉強のメリハリがない(I先生)
あ!時計を用意して、ここまではおしゃべりの時間、ここから○分間だけは勉強の時間と計画を始めに立てる。できたらシールなどを用意してみる。

指導ブログに、この他「宿題をやらない編」などたくさんの改善策を記載しています。是非、指導ブログへ行ってみてください★

指導手帳ベストプラクティスの紹介

事例紹介:K先生の手帳

 今回もたくさんの先生に指導手帳を提出していただきました。ご多忙の中、いつもたくさん記入していただいていて感謝の心でいっぱいです。書くことでたくさんのことに気付くことができ、そのことは必ず次回の指導力を高めてくれます。指導力の向上は、生徒さんの成績アップに直結しますので、これからも手帳の活用をよろしくお願いします。  さて今回は、K先生の手帳を紹介します。本当にびっしりと書いてあって、指導の様子も伝わってきますし、次回の指導に生かすことも明確に記載されており素晴らしいと感じました。

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