13年01月号 ルーティンチェック表を使おう!!

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ルーティンチェック表を使おう!!

◆「小さなことの積み重ねでしか、頂上を目指せない」

 上記は、ヤンキースで活躍するイチロー選手が、日米通算3,000本安打を達成した時に言った言葉です。イチロー選手は、毎日やらなければならないことをルーティンとして決めて、それを繰り返して日々を過ごしています。一見他人には到底マネできそうもない偉業と思えることも、実は小さな努力の積み重ねによって成り立っているんだということをイチロー選手は伝えてくれました。
 毎日コツコツと努力を積み重ねていって欲しいと願い、ガッツ家庭教師で導入しているのがルーティンチェック表です。人の心は難しいことへの挑戦ではなくて、毎日やろうと思えばできることを継続して続けることで強くなると考えています。「英単語を5つ覚える」「計算問題を5問解く」など勉強に関すること、「ゲームは1時間で止める」「朝6時に起きる」「帰宅後すぐにトイレ掃除をする」など生活に関すること、どんなことでもいいので続けることが大切です。そのことが、その人の自信になり、何事も簡単には諦めたくないと思う気持ちが芽生えてきます。

◆行動療法「トークンエコノミー法」

 行動療法にトークンエコノミー法と呼ばれる技法があります。トークンエコノミーとは、身近なもので言うとスーパーなどでもらうポイントカードのようなもので、適切な行動に対してトークン(代用貨幣)という報酬を与える手法です。医療現場などでも積極的に取り入れられていて、患者の偏食や生活習慣改善などに取り入れられています。ガッツ家庭教師の先生の中には、オリジナルのスタンプカードを用意したり、ノートにスタンプやシールを押してあげたりして、このトークンエコノミー法を取り入れている先生もいます。また、教育の現場でも有効であることが知られていますので、皆さんの指導でも是非取り入れてみてください。スタンプやシールは100円ショップなどで買うことができますよ!!
 尚、ルーティンチェック表は、宿題の管理表としても利用可能です。是非、毎日の分量で宿題を出してあげて、それをやったかどうかをルーティンチェック表にて生徒に自己管理させてみてください。


先生たちの指導改善策!

 今月もたくさんの先生からコーチングシートをご提出いただき、多数の指導改善策を教えてもらいました。今回は指導改善策にたくさん触れてもらえればと思いました。そこで、この誌面と指導ブログを活用して、皆さんの指導改善策をご紹介します。是非、指導の参考にしてみてください。


◆ 暗記編
?暗記のやり方が身についていない(N先生)
あ!自分に適した暗記のやり方が見つけられていない様子なので、私がやっていた方法を教え、試してみる。

?暗記が苦手(A先生)
あ!テスト前や普段から小テストをやって暗記を習慣化する。

◆ 目標がない編
?明確な目標がない(S先生)
あ!まず、本人が出来るような簡単な目標からクリアさせていき、徐々に大きな目標をみすえる。

?勉強をやらされていると思っている(M先生)
あ!具体的な目標を掲げたので、それに向かってどのように努力をすればいいか一緒に考える。具体的にどうすればいいかが分かれば、自分から勉強しなきゃ!!と思えるようになる。

◆ ノートが汚い編
?字の大きさがいびつ(T先生)
あ!ノートに記入用の枠を作って、この枠に収めてもらうようにする。

◆ 宿題を忘れる編
?宿題を忘れているときがある(F先生)
あ!本人のノートに(宿題の内容を)直接書かせる。

指導ブログに、この他「スピードアップ編」「分かっているか確認する編」「集中力アップ編」「計算ミス編」などたくさんの改善策を記載しています。是非、指導ブログへ行ってみてください★

指導手帳ベストプラクティスの紹介

事例紹介:N・M先生の手帳

 今回もたくさんの先生に指導手帳を提出していただきました。生徒のため、自分自身の指導力向上のために一文字一文字に想いを込めて書いている様子が伝わってきました。手帳を書くことが大変と感じる時もあると思います。それでも、想いを込めて書いてくれていることに本当に感謝の思いでいっぱいです。いつも本当にありがとうございます。
 今回は、N先生の手帳を紹介します。指導終了時の生徒の姿を具体的に書いてから計画を立てていることが素晴らしいと感じました。


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