10年09月号 ほめるときはタイミングと笑顔が大切

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ほめるときはタイミングと笑顔が大切

　「私の子どもは記憶力がよくないみたいで・・・」という話をご家庭に訪問したときによく聞きます。

　先日、とあるセミナーに参加して、隣りの見知らぬ人と自己紹介をしてくださいと言われて、渋々自己紹介をしました。人見知りをする方なので、こう言うのが苦手で、話すのも億劫。たぶん、はじめは顔に表れていて、どうでもいいことから話を始めたと思います。でも、話を始めると徐々に話題は楽しい話題一色になり、しまいには、別に話さなくてもよいプライベートなことも話すようになり、かなりテンション高めで色々話をしてしまいました（＾＿＾；）

　みなさんもこのような経験ありませんか？私の場合、相手の方がタイミング良く相づちを打ってくれたり、目を輝かせて聞いてくれたり、笑顔だったりすることによって、どんどん自分の気持ちが盛り上がっていったのだと思います。しかも、うれしい話題には満面の笑みで応じてくれて、それにつられてまたうれしい話をしてしまう。そういう循環が起こっていました。

　記憶力を高めるために大切なのは、短期記憶を長期記憶に変え、忘れないようにするための工夫です。記憶力のよい子というのは、記憶法を工夫しているから記憶力がよいのです。個人の能力の差ではなく、やり方の差です。そこで、今回は覚える時のポイントをまとめました。

　 　行動分析学という学問によると、「行動は、行動直後の結果によって制御される」のだそうです。望ましい行動を取ったときには、すかさずほめる、満面の笑みを作って、できるだけ大げさに。そうすることによって、どんどんその望ましい行動は加速されていくでしょう(先の例の私がこの状況です)。この時、タイミングと大きなアクションが大切です。
　　タイミングを逃せば、行動は十分に強化されませんし、アクションが小さければ、思いが強くともその思いは伝わりません。逆に、「勉強をやらない」、「宿題をさぼる」、「嘘をつく」や「同じ失敗を繰り返す」など望ましくない行動を取ったときには、それを正面切って否定するとただのけんかになることがほとんどだと思います。そういうときは、悲しい表情をしたり、何も言わなかったり、そのことによって自分がどう感じているかについて話したりしましょう。このようなアクションを取ると、その望ましくない行動は弱化されていきます。

　望ましい行動に対しては、ほめる・笑顔でその行動を強化し、望ましくない行動については、叱る・悲しい顔でその行動を弱化していけば、子どもの行動も少しずつ良い方向へと変わっていくでしょう。「そんなにうまくいくはずないよ」って声が聞こえてきそうですが、周りの大人の対応の仕方で子どもの行動は必ず変わるのは事実です。粘り強く接していくことが大切なのは間違いありません。

最近のGUTS！！

夏休みには、私たちも生徒さんのご家庭に出向き、学習コンサルや実際の指導を行わせていただきました。お世話になり本当にありがとうございました。現場に出てみて、やっぱり私たちは現場が大好きだと再確認しました。子どもたちの笑顔、真剣な眼差し、時にやる気のない様子(笑)。そんな子どもたちの全てを受け止め、そして、子どもたちの成長に役立てるサービスを提供できるようこれからも努力していこうと思っております。今後とも何卒よろしくお願いします。

会員様の声

→ やる気が出てきているようですごくうれしく思いました。これからもその姿勢を継続させられるようにサポートしていきたいと思います。今後とも何卒よろしくお願いします。

→ いつもお世話になっています。基礎から応用まで生徒さんの状況に合わせて、指導をしていき、志望校に合格できるようにサポートしていきたいと思っております。今後とも何卒よろしくお願いします。

→ 充実した夏休みを過ごすことができて本当に良かったと思っています。受験に向けての断固たる決意がすごく感じられました。これからもこの姿勢を貫き通せれば、必ず結果はついてくると思っています。