13年09月号 なぜ勉強しなくちゃいけないの???

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なぜ勉強しなくちゃいけないの???




勉強の意義



 「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」この子どもからの問いにきちんと答えられる大人は意外に少ないかも知れません。「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?」という本があり、その中で福岡伸一さんが興味深いことを書いていたので紹介します。



 他の動物に比べて人間は圧倒的に子ども時代が長いです。他の動物は生まれてしばらくすると生きるために狩りをして、異性を巡る争いもしなければなりません。子ども時代というのは、未成熟で外敵に囲まれたらすぐにやられてしまう時代です。普通に考えたら、そんな時代が長い生きものの方が短い生きものに比べて生存率が低そうな気がしますが、実際はそうはならず、未成熟な時代が長い人間の方が繁栄しました。つまり、子ども時代に重要な価値があったため、このようなことが起こったと考えることができます。



 では、子ども時代に人間が行なっていて、他の動物が行なっていないことは何かというと、「大きな問い」に答えることだそうです。「大きな問い」とは、「自分の存在意義」や「世界の成り立ち」など簡単には答えが得られない問いのことです。こういう問いに対して、思慮を巡らし、思いを馳せることを子ども時代に行なうことで脳を育むことができ、結果として、他のどの動物よりも繁栄するようになりました。人間がもっとも繁栄できたのは、この子ども時代により深く考え、より深く勉強したからです。だから、子どもは勉強しなくちゃいけません。



 少し難しい話になりましたが、お子さんから「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」という問いかけに対して、大人の私たちが堂々と答えることも必要だと思います。一見シンプルな問いかけですが、答えるのはなかなか難しいかも知れません。本書は、この問いかけに対する自分なりの答えを見つける良いきっかけになるかも知れません。



最近のGUTS!!



 高校2年生の家庭教師もしておりまして、10月の英検に絶対合格すると決めて、生徒と朝勉強を始めました。早朝5:30にご家庭にお邪魔して、毎日その子の勉強を見守っています。

勉強前に近くの神社に参ってからの授業。朝の時間を有効に使うことは、人生そのものを好転させるかも知れない。時間は有効活用できるし、気持ちが引き締まり、朝早く起きるという自己規律の心も芽生えます。教育とは、自分よりも1mmでも優秀な人を育てることです。さあ、明日も頑張ろう。

会員様の声

学習ばかりでなく、精神的にも支えになっていただきました。N先生の誠意ある姿勢が本人に伝わっています。ご指導ありがとうございました。(高校3年生)

→ 志望校合格おめでとうございます。本当に良かったと思いました。N先生との出会いがお子さんの人生にとってプラスになることが私たちの一番の喜びです。


いつも、熱心に指導していただきありがとうございます。算数ができるようになりました。(小学3年生)

→ このコメントを読ませていただき、本当にうれしかったです。算数がもっとできるようになって、「算数、楽しい!」って言ってもらえるようにこれからもサポートして参ります。

なかなか出口が見つかりませんが、本人も同じなのだろうと思います。どうしたらいいのか未だ分かりませんが、いつか分かる時が来るのを信じています。お世話かけますがお願いします。(中学2年生)

→ 出口のないトンネルはありません。今は、先生がヘッドライトとなって生徒さんと共に歩んでいく時期だと思います。生徒さんと共に成長をしていければ、この上ない幸せです。


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