16年05月号 ストロークでコミュニケーションの達人に

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ストロークでコミュニケーションの達人に



「あの人のそばにいるといつも楽しい気持ちになる。」

 そんな雰囲気の良い人って、みなさんの周りにも何人かいませんか?そういう人は、いつも笑顔が耐えなかったり、発言が前向きだったりという特長を持っていることが多いですが、他にも共通して大きな特長を持っていま す。それは、「ストロークが多い」ということです。

 「ストローク」とは、交流分析という心理学理論の中で登場する言葉で、「人と人との関わり合い」のことを表します。「我が子に向かってほほえむ」「目を見て話を聞く」「子どもの話にうなずく」などの行為を肯定的心理的なストローク、「『ありがとう』と肩に触れる」「『一緒に行こう』と手をつなぐ」などの行為(スキンシップ)を肯定的肉体的なストローク(ほめる)と言います。逆に、「無視する」「文句を言う」「お尻をたたく」などのストロークを否定的なストローク(叱る)と言います。

 雰囲気の良い人になりたいと思っても、何をしたら良いか分からないものです。でもストロークを増やすことなら、誰にでもできます。「『お帰り、疲れたでしょう』と子どもの目を見て、『一緒におやつ食べようか』と肩に軽く触れる」というように子どもと接した場合、4つのストロークを子どもに送ったことになります。ストロークを意識して、数えながら子どもとのコミュニケーションをとるときっともっと良い関係が築けるようになると思います。

 また、ほめるばかりではなく、時には、叱らなければならないときもあります。叱る時の注意点は、2つです。まず、否定的ストロークよりも肯定的ストロークの数を常日頃から圧倒的に多くしておくこと、そして、全否定はしないということです。全否定とは、「お前は最低だ!」「何をやっても無駄」などのように無条件に否定することを言います。全否定で言われると、人はすごく傷つきます。時には、人間関係すら崩壊することがあります。

 是非、ストロークを意識しながらコミュニケーションをとって、周りに元気を与えられる人になってみませんか?

最近のGUTS!!

「放つ、待つ、育つ」。子育てに関する名言でして、子どもを信じて野に放って、そして口出ししたくても信じてぐっと我慢して、そして、育つ。というお話です。どうしても、ああだこうだと親はお節介を焼いてしまいますが、それが子どもの育ちを邪魔してしまうことが多いようです。しかし、待つというのは難しいです。それを会社でも家庭でもよく感じるこの頃です。

会員様の声

私たちもうるさく言わないように必死に我慢している成果が出てきたのか、自分で少しだけどがんばれるようになってきたのでこの先も忍耐で見守る覚悟です(高校2年生)

→ うるさく言わないという行動は非常に苦しい行動だと思います。ありがとうございます。その甲斐あってか少しずつ自立した行動が見れるようになってきたと感じます。


先日は、大学受験についていろいろとお話をしてくださったそうで、本人が少しは大学進学について、考えているようで安心しました。また、学習面だけではなく、こういった相談に対応していただき、助かっています。(高校2年生)

→ コメントありがとうございます。親身に接することができるのが家庭教師の強みの1つです。こういった相談を通して信頼関係を築き、よい指導につながるようにこれからも努めてまいります。

いつもお世話になり、ありがとうございます。学校の課題以外に自主的に学習することが多くなりました。先生のアドバイスによるところが大きいと思います。これからもよろしくお願いいたします。(中学3年生)

→ 受験学年になり、徐々に意識も高まってきているようですね。これからも温かく見守りながら、サポートを続けていきます。

先生にお世話になってから1ケ月程になりますが、少しですが家庭学習時間が増えました。まだまだ、勉強量としてはとても足りないとは思いますが、将来に向けての勉強の必要性が、やっと分かってきたようです。今は、先生がたいへん丁寧に指導して下さるので、何でも質問できているようです。(高校2年生)

→ 勉強の必要性が分かってきている様子で、大変素晴らしいことだと感じました。よい信頼関係が築けているようで、私たちとしても大変うれしく思っています。


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