16年11月号 「子育て、勉強法に脳科学を取り入れよう」

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「子育て、勉強法に脳科学を取り入れよう」



先日、塾関係者向けのセミナーに参加して、脳科学について学んできました。脳科学によって、例えば、「生徒は叱るよりほめろ」とか「暗記物は寝る前に取り組め」というような指導法が有効であることが科学的に証明されてきています。今回は、そんな脳科学のお話です。

1.「ホメると伸びる」は本当か?
「叱るよりもホメた方がいいよ」とはよく聞く話と思います。しかし、中には、子どもは叱った方が伸びるんだよという方も一定数存在していて、どちらがよいかは科学的には分かっていませんでし た。しかし、脳科学の研究により、以下のことが分かってきました。 「脳のニューロンは、幸せを感じると伸び、不幸を感じて伸びることは決してない」 ニューロンが伸びると、?やる気が出る、?前向きになる、?ストレスへの抵抗力がアップする、?我慢強くなる、?考え方や想像力に良い影響を与える。という心のよい変化が起こることも分かってきました。また、ニューロンが伸びるのは、具体的にどのような時かというと、?一生懸命やって人にホメられたとき、?一生懸命にやってできた達成感を感じたとき、?美しい風景・おいしいものに出会ったときで、「ホメると伸びる」ことは脳科学的にも正しいことが分かってきています。

2.「暗記は寝る前がいい」は本当か?
記憶には、短期記憶と長期記憶があります。短期記憶のままでは、すぐにその記憶は失われ、長期記憶になれば、人はカンタンにはそのことを忘れなくなります。記憶が短期記憶から長期記憶に変わって、初めて覚えたことになります。では、短期記憶が長期記憶に変わるのタイミングはいつでしょうか?それは、「寝ているとき」です。脳にある扁桃体が重要と判断した記憶のみ、海馬から大脳皮質に送られて、長期記憶に変わることが分かっています。この扁桃体が活動するのが、寝ているときなのです。このため、暗記するためには睡眠が不可欠で、寝ないで暗記に取り組むことは無駄になることが多く、睡眠を確実に取りながら勉強することが大切と言うことが分かります。 ホメられた方がよく伸びるし、寝た方が賢くなる。。。脳科学に準じて生活することは、大変幸せな生き方だと思いました。

最近のGUTS

 塾関係者が集まる勉強会に参加しました。今、声高に教育改革が叫ばれており、それにどのように合わせていくかが大きな話題です。世の中は激変しており、グーグルが精度の高い翻訳システムを提供したり、日産が自動運転車を作ったり、これまでの常識が非常識になってきています。どんな教育を提供することがその子の幸せにつながるのか?しっかり見据えて前へ進むことが必要と感じました。

会員様の声

いつも丁寧なご指導いただけています。時間帯的に夕食をとった後になり、どうしても眠たくなることや、睡眠が不足してしまっているので集中できない日もあり、申し訳なく思っています。受験まであと少ししかありませんが、できるだけのことをして、合格を掴めるくらいの実力がついていけばと願っています。(小学6年生)

→今一度、勉強する環境を工夫しながら、一番伸びる環境を整えて、指導に当たっていきたいと考えております。受験に向けて、先生と共に後学に一歩でも近づけるように支援を続けて参ります。

今月は学祭もあり気持ちは浮ついていたのではと思います。が、学祭も大変だったけれど充実感、達成感はすごくあったようです。この達成感を勉強にも向けていけると最高ですよね。(高校1年生)

→青春ですね。色んな経験がいつかお子さんの血肉になり、生かされる日が来ると思います。何事も一生懸命に取り組むことは全てにおいてプラスになりますので、これからも見守っていきましょう。

子どもにとても合う先生を紹介して頂きまして、ありがとうございます。受験生なのにまだ部活動があるという特殊な事情を理解して指導して下さるので、子どもも安心して授業を受けているようです。(中学3年生)

→先生との相性が良くて良かったです。これまで部活を頑張ってきた子なので、これからぐんと伸びると思います。今後とも何卒よろしくお願い致します。


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