11年12月号 冬を制するものは、受験を制す

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冬を制するものは、受験を制す

受験生にとって、冬休みは受験前の最後の長期休み。大変大切な時期なので、気を引き締めて勉強をし続けなければならないですが、冬休みはクリスマスイベントがあったり、お正月には初詣に出かけたりと様々な誘惑があります。

勉強もしなければなりませんが、そういったイベントにも参加したいという気持ちがあるのも、これまた事実。勉強もしてイベントなども参加してと有意義な冬休みにするために大切なのが計画です。そこで、今回は、冬休みの計画表をお送りします。たくさん勉強をしなければならないと言っても、一日24時間をどのように使うかをあらかじめ考えてみると意外に勉強以外のことに使える時間が多いことに気付けると思います。是非、計画表を活用して有意義な冬休みになるようにサポートして下さい。

高校受験生には、入試過去問をたくさん解かせて下さい。受験する県の過去問を解かせるのももちろん、時間に余裕があるのであれば、他県の過去問にもチャレンジさせてみて下さい。

大学受験生はセンター試験対策を徹底しましょう。もし、生徒さんがメンタル的に弱いようであれば、本番さながらの日を一日作ることをオススメします。事前にセンター試験当日と全く同じ時間割で過ごすようにすると、当日のイメージを具体的に持てるようになり、センター試験当日の緊張が緩和されます。また、休憩の取り方なども分かるのでよりリラックスした状態でセンター試験にのぞめます。

中学校受験も年明けからスタートします。インフルエンザなどの予防のために、風邪をひいていなくてもマスクをしたり、外出後の手洗い、うがいをすることは本当に大切です。せっかくここまで頑張ってきたのに、ここで病気になってしまったら元も子もありませんので、 体調管理には細心の注意を払って下さい。

生徒に苦手教科と向かい合わせる方法

ここでは、明日の授業にすぐ使える指導法をお伝えします。

1.分野ごとに教えていく(アイデア提供:O先生)
苦手教科と言ってひとくくりに捉えると、手も足も出ない感じがします。苦手教科の中でも、比較的得意な分野はどの生徒にもあるものです。また、一通りやろうとすると理解せぬまま違う分野に移ってしまうことがあり、効率が悪くなることがあります。是非、分野ごとに一つずつ確実にクリアしていくつもりで取り組んでみてください。

2.暗記の仕方を変えてみる(アイデア提供:A先生、O先生)
人には暗記しやすい方法というものが存在します。英単語の暗記でも、書いて覚えるのが得意な子もいれば、発音して覚えるのが得意な子もいます。一般的に、聴覚優位(聞いて覚えるのが得意)、視覚優位(見て覚えるのが得意)、体感覚優位(体を動かして覚えるのが得意)の3パターンがあります。書いて覚えられないなら、聞いたり発音したりする方法を取り入れてみましょう。それでもダメなら、体を動かして覚える方法を考えて、実践してみましょう。やり方を押しつけるのではなく、個性に合わせてあげることが大切です。

3.小さなステップをたくさん作る(アイデア提供:T先生)
数学の文章題など難しい問題は、生徒にとっては大きな壁に見えます。そんな壁を登れるようにするためには、先生が小さなステップを用意してあげることです。大きな壁も小さな階段になれば、登ろうという気持ちもわいてきます。解き方の手順を箇条書きにしてあげると効果的な指導ができます。

4.ストーリーを作って忘れにくくする(アイデア提供:N先生)
苦手なものを好きなものに変えることはすごく大変です。でも、少しでも興味を持たせたり、忘れにくくさせる工夫はできます。歴史であれば、ただ単に年号を覚えるのではなく、時代の流れを説明してあげる。植物であれば、なぜ道管の方が太いのか理由を説明してあげる。このようにストーリーを作ってあげると少しは楽しく、知識も忘れにくくすることができます。

指導手帳ベストプラクティスの紹介

A先生の手帳

今回もたくさんの先生に指導手帳を提出していただきました。いつもありがとうございます。今回も充実した内容のものばかりでした。一生懸命指導している様子が手帳からも伝わってきて、本当にうれしかったです。ありがとうございます!
今回は、A先生の手帳を紹介します。生徒さんの成績を上げるために、どうすればよくなるかを常に考えて行動していることがどんどん伝わってきました。最高の指導手帳だと思いました。

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