12年02月号 今までやってきたことをもう一度見直そう

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今までやってきたことをもう一度見直そう

 2月も中盤に入り、受験シーズンも大詰めです。私立中学、高校、大学の受験はほぼ終り、もうすぐ国公立大学2次試験、公立高校一般入試が始まります。しかし、本番を目の前にして、まだまだ不安と感じている子もいると思います。こんな時に、「不安よなくなれ、不安よなくなれ」と念仏を唱えたとしても、なくなりはしません。逆に、不安が増大することすらありえます。では、どうすればよいのか?それは、今までやってきたことをもう一度振り返ってみることです。

 GUTS通信で何度も登場した"学力曲線"。学力曲線は、成果は努力の量に比例することはないことを示しています。努力の量がある一定量を超えると、ある日突然、急激に成績がアップすることを示しています。私が昔指導していた中学3年生が体験した出来事です。その子は、英単語を一生懸命覚えていました。しかし、単語帳を2周したあとに取り組んだ確認テストでは正答率は5割程度で、全く満足のいくものではありませんでした。指導していた私ももう少し点数が取れてもいいよなぁと感じ、落ち込んでるかなぁと様子をうかがうと、予想を裏切り「先生、もう一度やってもいいですか!」と元気な態度で応えてくれました。



 そして、単語帳をもう一度やり直すことになりました。同じ単語帳だったので、あまり時間はかけずにやれるだろうとは思っていましたが、やり直したとしても知識が定着するかどうかは半信半疑でした。しかし、すぐに結果に現われました。これまで覚えたとしてもしばらくしたら忘れていた単語の意味がいつまでもスラスラと出てくるのです。これには、私も驚きました。努力の成果が溢れ出すことの楽しさを感じ、一気に単語帳をやり終えました。このお陰で英語の力はぐんと伸び、自信満々で入試当日を迎え、結果はもちろん合格でした。

 このような奇跡的な体験ができたのは、新しいものではなく、同じ単語帳にもう一度取り組んだからだと思います。あの時、新しいものに手をつけていたら、恐らくこのような劇的な変化を感じることはできなかったでしょう。昔から「新しいものには手をつけず、何度も同じものをやりこんだ方がいい」と言われています。一度やった問題集や参考書は、たとえ忘れていたとしても一度は理解した問題ばかりなので、それをもう一度やり直すと記憶が上塗りされるます。これを3回やることで、一気に記憶が定着したのでしょう。  

 まだ自分の実力に不安を抱いているなら、是非、今まで勉強で使ってきた教科書、ノート、参考書、問題集を見直してください。新しいことに手を出さず、今まで取り組んできたことを見直せば、必ずキミの学力曲線は急上昇カーブを描きます。


最近のGUTS!!

   

 

会員様の声

少しづつですが、勉強に対して取り組む姿勢が、変わってきたように感じます。今後ともよろしくお願いいたします。(中学2年生)

→コメントありがとうございます。姿勢が変わっていくのを見るのは私たちにとっても非常にうれしいことです。これからもどんどん意欲が引き出せるようにサポートします。

I先生には、子どもの特徴をつかんで、時にはお尻をたたきながらやる気にさせていただいています。ただがむしゃらにやれ!というのではなく、こんな風にがんばるといい!と実践可能な方法を示唆してくださっているようで子どももとても信頼しています。(中学3年生)

→ 一人ひとりにあった勉強法を提案することが大切と考えています。これからもお子さんの「わかった」「できた」を増やせるように取り組んで参ります。

K先生のご指導のお陰で、この半年間、受験に前向きに頑張ってこれました。本当にありがとうございました。(小学6年生)

→ 合格おめでとうございます!頑張るお子さんのお手伝いができて本当にうれしいです。これからも新しい目標に向かって頑張ってください!!

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