11年03月号 勉強を通して、将来必要とされる力を養うために

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勉強を通して、将来必要とされる力を養うために

 ニュースなどで「就職氷河期」という言葉をよく聞くようになりました。主に大手企業が新卒の採用数を減らしているため、このような状況になっているようです。しかしながら、内定を取れる学生は複数の企業からの内定を手に入れていますし、内定を取れない学生は全く取れていないというのが実情で、就職が厳しいのは時代のせいばかりとは言えないようです。

 このような状況を受けて、経済産業省はどんな人物を企業は採用したいと考えているのかをヒアリングしました。その結果をふまえて、これからの時代の新卒社会人に必要とされる力を「社会人基礎力」としてまとめました。社会人基礎力は、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つで構成されています。これらの力をどのように養っていくかを下記にまとめました。

1.前に踏み出す力 何事もとりあえず「やってみよう」と行動をする力のことです。少し高めの目標を決めて、計画を立て、毎日コツコツ勉強をし、たとえ目の前に壁が現れたとしてもそれを乗り越えていくことで養われていく力だと思います。

2.考え抜く力 他人に与えられた答えではなく、自分自身で考え、そして答えを導き出す力です。塾や家庭教師をしていると、宿題すら与えられてしまうことが多いですが、時に「○○高校に合格するためには、何をしなければならないか?」を考え、それを書き出し、実行することを繰り返すことでこの力は養われます。考えるときは、下図のようなプロセスで行うと効率的です。



3.チームで働く力 人と協力して物事を成し遂げていく力のことです。この力を養うためには、まず他人に意見を伝えられることが大切です。意見を口で伝えるのが苦手というのであれば、紙に書き出してみると良いと思います。次に大切なのは、他人の意見を受け入れることです。あの子は嫌いだから話を聞かないというのではなく、理にかなっているかどうかを判断して、道理が通っているようであれば受け入れ行動することでこの力は養われていくと思います。

   ガッツ家庭教師では、受験勉強を通して、上記3つの力も少しずつ養っていきたいと考えています。そのため、時に高い目標を決めさせたり、時に自ら考えるように促したりするようにしています。多少時間がかかってしまうことになりますが、これからの時代に必要とされる力「社会人基礎力」を鍛えるためにはすごく大切なことと考えています。


最近のGUTS!!

 花粉の季節です。私もとうとう今年より花粉症デビューをしてしまいました。昔は、花粉症の人たちのことを一切理解していなかったのですが、なってみるとすぐに花粉症の人たちの気持ちがわかりました。
 生徒を教えていて、なんでこのことを分かってくれないのだろう??と疑問に思い、その子の気持ちになろうとしてもうまくいかないことがあります。それは、家庭教師の私が教えている内容についてよく理解しているからです。しかし、私にとって苦手な経済などの勉強をしている時の自分の気持ちを考えると、分かってくれない子の気持ちが分かってきます。そのまま相手の気持ちになることは難しくとも、場面を置き換えて相手の気持ちを想像することは可能だと感じました。

会員様の声

交代の先生に来ていただきましたが、子供も気兼ねすることなく勉強に集中できているようで安心しました。残りわずかですが、中学最後のテストを良い結果で締めくくれたらと思っております。(中学3年生)

→新しい先生ともうまくいっているようで安心しました。短期間の指導となりますが、よろしくお願いします。

季節柄もあり、子供が体調を崩すことがありましたが、そういう子供の体調も気にかけて接していただけて嬉しく思っております。 また、 子供の性格を理解して指導の仕方を考えたり、指導方法について相談をしていただけるのもありがたく思います。(小学4年生)

→ コメントありがとうございます。今月はインフルエンザなどで体調を崩される方も多かったようです。体長を気にかけるのはもちろん、様々なことを考慮に入れながら指導をさせていただければと思っておりますので、今後とも何卒よろしくお願いします。

一人で勉強する時の詳しいアドバイスや方法を教えて下さい。自主学習が本当に出来なくて!(中学1年生)

→ 先生と共に指導方針を考えて、お子さんに合った指導法を考え、実践していきたいと思っております。今後とも何卒よろしくお願いします。

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