12年11月号 僕たち・私たちの指導改善策

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僕たち・私たちの指導改善策

今回ご提出いただいたコーチングシートでは、優れた改善策を書き出してくれた先生がたくさんいました。そこで、今回は特別企画として、色々な先生の改善策をお伝えいたします。皆さんも他の先生の指導法を参考にしながら、自分の指導力を高めていってください。


#1 H先生

課題1 解く時の姿勢が悪い
改善策 「姿勢が悪いと字も斜めになって字がかわいそう」と自分が気づくまで声かけをする

課題2  問題を理解できていない
改善策  声に出し、問題を読ませる

課題3  問題をとばして読んでしまう
改善策  問題に線を引きながら読んでいかせる

課題4  問題をとばしてしまう
改善策  やった問題の番号にチェックをいれる

H先生が非常に丁寧に指導してくれていることが伝わってきました。ただ単に「姿勢を正しなさい」と言ってもなかなか生徒は言うこと聞いてくれませんし、ストレートに注意するとへそを曲げることもあります。H先生のように擬人法を使って伝えることは非常に効果的だと感じました。また、声に出したり、下線を引かせたり、問題にチェックを入れたりすることは簡単にできますが、非常に効果的な指導法ですので、是非ほかの先生にも取り入れてほしいと思いました。


#2 U先生

課題1 漢字の書き順を覚えていない
改善策 漢字ドリルをやるだけでなく、漢字プリントを自作して集中的な練習を行なう

課題2 ときどき計算ミスがある
改善策 ミスの原因を洗い出して、類似問題を解く

課題3  集中力が続かない
改善策  時間制限や終了時のご褒美を採用した。すると、従来よりは取り組みをしっかり持続できるようになった。

自作のプリントを作ったり、ご褒美制度を導入したりと様々な指導の工夫をしてくれているのがU先生です。生徒のためにどういうサポートをしてあげれば喜ばれるかを考えて、思いついたことはすぐに行動してくれています。なんでもやってみないと分かりません。U先生のコーチングシートからまず実践してみることの大切さを学びました。皆さんも、どんどん改善策を実践していってください。


#3 A先生

課題1 やり忘れがある
改善策 今日やるべき事をあらかじめ箇条書きしておく。やったらチェックをしていき、漏れのないようにする。

課題2 学校の宿題に取り組まない
改善策 一気に済ませようとせず、1日○ページと無理のない計画を立てる。

課題1に対する改善策は、「やるべき事を書き出して、それをチェックしていくと自分の努力がよく分かるので、喜びにもつながる」と深く考えた上での改善策です。A先生もどうしたらできるようになるかを人一倍考えてくれている先生です。


#4 H先生

課題1 宿題が終わっていなかった
改善策 宿題の計画を一緒に立て、守るように約束させた

「計画立てて、しっかりやれよー」と言ってもやってくれないことがほとんどなので、一緒に計画を立てるところまでやってあげることは大切です。


#5 F先生

課題1 宿題をサボる時がたまにある
改善策 毎回何をやるべきか本人の手帳に書かせる

生徒さん自身の手帳を活用していることが素晴らしいです。生徒の身近にあって普段からよく触れるものを活用する方が効果的なことが多いです。

#5 Y先生

課題1 目標への過程が明確ではない
改善策 「いつまでに問題集の何ページまでやる」といった期日を設けて取り組んでいく

計画を立てても具体性に欠けることは多いです。なので、Y先生のように期日を設けさせることは効果的です。また、月間・週間のスケジュール表を作っても管理はしやすくなると思いました。



指導手帳ベストプラクティスの紹介

A先生の手帳

 今回もたくさんの先生に指導手帳を提出していただきました。いつもありがとうございます。どれもしっかり書いてあって、生徒さんにかける情熱を垣間見ることができて、本当にうれしかったです。  今回は、A先生の手帳を紹介します。A先生の手帳は、計画を立て、実際指導したこと、次回どうしたらよくなるかについて具体的に書き出してあり、大変素晴らしい内容でした。生徒さんからの信頼も厚いA先生。その理由が垣間見える指導手帳でした。

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