12年12月号 先生たちの指導上のこだわりを紹介します!!

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先生たちの指導上のこだわりを紹介します!!

いつも熱心な指導ありがとうございます。送っていただいたコーチングシートを読ませて頂き、先生たちが指導していくなかで、どんなこだわりを持って指導をしているかがすごく伝わってきました。今回は、そのこだわりをせんせい通信を通して伝えたいと思います。

1.ノートまとめをさせる
 理科・社会は、覚えることが多かったり、メイン指導教科ではないため時間があまり割けなかったりすることがよくあります。そのため、S先生やR先生、K先生はノートまとめを生徒にやらせています。S先生は、指導中に概要を説明し、生徒に教科書の内容も交えてノートを自分でまとめさせ、次回指導時にその内容を生徒に説明させるようにしています。R先生は、ノートまとめの方法を具体的に生徒に伝えて、毎回の指導で確認テストを導入し、正しく理解できているかどうかを確認しています。T先生は、重要な年号を伝えて、それをノートにまとめさせるという方法で指導をしています。  勉強は、最終的には自分一人でやるものです。しかし、まずは、そのやり方を教えて、モチベーションを維持するために小テストなどを導入することが大事です。

2.ケアレスミスを撲滅する
 このせんせい通信で何度も書いていますが、ケアレスミスは甘く見たら絶対にダメです。中学校の定期テストであれば、ケアレスミスをするかどうかを試すような問題もたくさんあります。逆に言えば、ケアレスミスさえ無くせば、プラス10点・20点はすぐに実現可能です。  S先生の場合、生徒がプラスマイナスを間違えるというミスを多くするので、その部分にマルをつけるなどして粘り強く改善に努めています。H先生は、難しい問題よりも基礎問題に時間を割くように生徒に指示して正答率を上げるように努めています。また、多くの先生がやってくれているのがミスの分析とチェックリストの作成です。どんなミスがあるのかをきちんと把握して、対策を立ててあげることも家庭教師の大切な役割の一つです。

3.一度やったことを忘れることを減らす
 「これ、少し前に指導したのになぁ」って家庭教師の先生ならば何度かこういう思いをしたことはあると思います。しかし、この問題に対して、「ちゃんと復習しておいてよ」と伝えるだけで終わってしまっては、大抵の場合、うまくいきません。この問題の解決のために、M先生は、宿題の量を増やしてその知識が定着するように工夫をしています。実際、宿題は、未習部分にトライさせるより、既習部分の定着のために出す方が効果が高いことが多いです。この他、S先生やW先生たちは大事な内容をまとめたプリントを渡しています。こういったプリントを次回指導日の最初に活用して復習すれば、必ず知識の定着度は増していき、一度やったことを忘れにくくなります。

4.宿題やらせる大作戦!!
 宿題を出してもやってもらえないと、授業がどんどん遅れていってしまいます。そこで、G先生やS先生、T先生がやっているのが、親御様と連携するという方法です。親御様にどんな宿題を出しているかを伝えて、宿題をやっているかどうかをチェックしてもらっています。  宿題をやらせる上でのコツは、取り組みやすい課題(U先生)にすることです。そして、ルーティンチェック表や計画表を使って、毎日やれるようにすることが大切です。生徒が宿題をやらないと困っている先生は、是非、親御さんへの協力依頼、宿題の量の調整、計画表の作成などあらゆる方法を駆使してみてください。きっと少しずつ改善していくと思います。

5.集中力を持続させる
 集中力を持続させるには、まずなぜ集中できていないかを分析する必要があります。眠たいことが理由であれば、10分程度仮眠を取ってもらったり、ガムを噛んでもらったり、顔を洗ってもらうとよいと思います。疲れが原因であれば、伸びをしたり、気分転換に雑談を交えたり(F先生)するとよいと思います。また、時間を細かく区切ってあげる(T先生)と集中力は持続しやすくなるので、授業開始時にいつ休憩を取るかなど伝えたり、途中で「休憩まであと5分!!」というような声かけをすると効果的です。

指導手帳ベストプラクティスの紹介

T先生の手帳

 今回もたくさんの先生に指導手帳を提出していただきました。いつもありがとうございます。全ての先生の手帳から、生徒のために指導の工夫を繰り返していることが伝わってきて、非常にうれしかったです。  今回は、T先生の手帳を紹介します。全ての項目において、びっしりと具体的に書かれています。生徒さんの気持ちや様子も手に取るように分かり、次回の私へのメッセージも具体的に書いてあるので、必ず次回指導では今回よりもよい指導ができるだろうなぁと感じました。

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